
ソコの環
ヒトの新たな営為の場。
北長瀬未来ふれあい総合公園を舞台に、
岡山工業高校の高校生が“そっと過ごせる空間”をデザインしています。
ソコの環とは?
ソコの環は、岡山工業高校 建築科3年生が取り組む、
北長瀬未来ふれあい総合公園の「居場所づくり」プロジェクトです。
私たちは、建物ではなく「人が自然とつながれる場所」を公園の中に点在させ、
日常と非日常をやさしくつなぐ“営みの場”をデザインしています。
「ソコ」ってなに?「環」ってなんのこと?
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ソコ:木陰空間という“ソト”と、コミュニティという“ハコ”を組み合わせたもの
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環:そんな「ソコ」がゆるやかにつながる“まちの輪”。
それは「公園にぽつんとある空間」ではなく、
「人がふと立ち止まりたくなる、やさしい風景」になるはずです。

どうして、ソコの環を 始めたの?
「職業や世代を超え、一つの場所に集まり行う隔たりのない交流」
現代では、基本的に家庭や会社、店舗といったいわゆる「ハコ」と呼ばれるものの中で人の営みが行われています。工業化による労働環境の変化や、物質主義が進んだ近代を経て、現代ではその傾向が強まってきています。本来、人間の営みはもっと自由で温かいものでした。家柄や職業の違いに関係なく、人々が一堂に集い、語り合い、笑い合う。そんな「隔たりのない交流」が、長い歴史の中で私たちを支えてきました。私たちは、その大切なつながりを今、もう一度取り戻したい。課題地である北長瀬未来ふれあい総合公園を舞台に、誰もが世代も立場も超えて出会い、心を通わせる場をつくりたい!忘れかけていた「本来のコミュニティの姿」を再びよみがえらせたい !その想いが、私たちの原動力です。

事業スキーム
このプロジェクトは、岡山工業高校「ソコの環チーム」・大和リース株式会社岡山支店(以下、大和リース)・株式会社まつもとコーポレーション(以下、まつもとコーポレーション)の三者が力を合わせて進めていきます。
企画や設計は、ソコの環チームと大和リースが担当し、事業資金はクラウドファンディングによって集めます。施工はまつもとコーポレーションが担います。
さらに、岡山工業高等学校はクラウドファンディングを通じて、北長瀬未来ふれあい総合公園でのプロジェクトや岡山市が掲げる北長瀬エリアの基本構想を広く発信し、利用のきっかけづくりと資金集めにつなげていきます。

つくっているのは、
岡山工業高校 建築科の 高校生です。
設計、模型づくり、現地調査、プレゼン、そしてこのホームページやクラウドファンディングも。全部、自分たちの手で進めています。ソコの環は、建築の勉強だけじゃなく、「まちと関わる」という挑戦でもあります。
エリア1の完成イメージ
エリア1について
エリア1のデザインを担当するのは2025年度デザイン班です。枝や葉を伸ばし広がっていき、やがて1つの大きな木になるけやきのように、このソコの環エリア1も様々な可能性が広がっていってほしいといった思いを込めデザインしました。

エリア1はこのケヤキの枝や葉のように多方面に広がっていきます。

これがエリア1のデザインになります!北長瀬ブランチの大屋根の切妻形状を模すことで、ブランチとのつながりをもたせました。右手側がシェード部分になっており穏やかに日差しを遮ります。左手側はメッシュ素材にすることでケヤキの葉が織りなす木漏れ日を再現します。

実際にエリア1が完成した際のイメージはこんな感じになります。それぞれの場面によって使い分けができます。






